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鹿島神宮とは

鹿島神宮(かしまじんぐう / Kashima-jingū Shrine)は、日本を建国した武道の神様「武甕槌大神」を御祭神とする、神武天皇元年(紀元前660年)創建の神社です。

武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は、鹿島神宮の主神として祀られていることから、別名・鹿島神(かしまのかみ)とも呼ばれています。

武甕槌大神の“武”の字から推測できるように、日本神話最強の武道の神様と呼ばれ、現代でも多くの武道場に鹿島大明神の掛軸が掲げられているほど。

武甕槌大神は神代の昔、天照大御神の命を受けて香取神宮(千葉県・香取市)の御祭神である経津主大神(ふつぬしのおおかみ)と共に出雲の国に天降り、大国主命(おおくにぬしのみこと;出雲神社の御祭神)と話し合って国譲りの交渉を成就し、日本の建国に挺身した偉大な神といわれています。

初めて神社の格式が決まった延喜式の平安時代から、伊勢神宮のほかに“神宮”と呼ばれたのは、全国で鹿島神宮と香取神宮のみ。鹿島神宮がいかに格式が高い神社であるかがわかります。

また、日本が国として始まるとき、多くの神が高千穂神社(現;宮崎県西臼杵郡高千穂町)に君臨していたといいますが、“すべての始まりの地”といわれているのは、この鹿島神宮なのです。

その理由のひとつとして、鹿島神宮と高千穂神社を結ぶ直線上には、皇居、明治神宮、富士山、伊勢神宮が並んでいること。

ふたつめに、鹿島神宮から4kmほど離れた鹿島灘に面する明石海岸にそびえ立つ「東の一の鳥居」がありますが、夏至の日は、この東の一の鳥居を起点に西に太陽が進んでいくことから、日本最長級のレイライン(光の道)の玄関であるとされているため。

この2つのことから、鹿島神宮は”すべての始まりの地”といわれています。

この由来から、鹿島神宮は “人生のターニングポイントの出発点”の作用を持ち、自ら新しい道を進む道で出会う邪魔者を勝利の武神に跳ね除けてもらい、前に進む力を授かることができるパワースポットとされています。

私のご先祖様も、1871年(明治4年)”地元に神社を”と地元の人々を連れて、鹿島神宮まで徒歩で向かい、勧請(かんじょう)したと祖父から聞いていたのですが、1923年(大正12年)3月31日発行「常陸 多賀郡史」(非賣品)にその記載がありました。

 

常陸風土記の中では多賀郡についての記述が少ないため、とても貴重な本ですが、“明治4年9月15日、境内461坪 鹿島神宮の分靈を奉還 鹿島神社とした” 記載があり、私の先祖の地域以外にも鹿島神宮へ勧請*した神社は多くありました。
(**かんじょう:神様の分霊を迎え入れること)

茨城県の一の宮**である鹿島神宮は、全国の約600社ある鹿島神社の総本宮として君臨しております。
(**いちのみや:その地域で最も格式が高い神社)

 

鹿島神宮のご参拝のポイントとお休み処のご紹介

東京ドーム約15個分にも及ぶ境内はとにかく広い!

手前からめぐり、
武甕槌大神 社殿>を参拝、

御朱印>を拝受、

神棚・お札のまつり方、お供えの仕方>を学んで、

奥参道>へ。

境内案内の詳細地図と見所

鹿園・さざれ石
武甕槌大神のお使いであると言われていた「神鹿(しんろく)」。
768年、藤原氏は春日大社を創建するため、氏神である鹿島大神の御分靈を神鹿の背中に乗せて奈良へ。奈良の神鹿の起源は鹿島神宮にあると言われています。

一時、絶えた時期もありましたが、1957年(昭和32年)に、奈良と神田神社から神鹿を迎えて、現在の鹿園を創設しました。ものすごい勢いで走っていました=3=3=3 興奮!?20頭はいらっしゃいました。

国歌斉唱にも出てくる「さざれ石」。

 

奥宮
武甕槌大神を祀っている「奥宮」が、鹿島神宮の中で最もパワーがあるとされている場所。普段は、奥の御扉は開いていないそうですが、私が参拝した時には開いていました。奉祝・創祀2680年の大安吉日であったからでしょうか。

 

要石(かなめいし)>
要の石なのに、地表に見えている部分はほんの少しで、地下の部分は非常に大きくけっして抜くことができないといわれています。大きすぎるこの要石は、香取神宮まで地下でつながっているという説も。

大昔、神様が天から降りて最初に座った石であり、地震を抑える石とも言われています。

鹿島周辺は昔、地震が多く、地中に大ナマズがいて暴れたため、神様がナマズの頭をこの要石で釘のように打ち付けて動けなくしたそうです。そのため、この要石を参拝することで、リーダーとして”自分以外の大事なものを守り続ける力”を授けてくれる場所とされています。

御手洗池(みたらしいけ)>
昔は、鹿島神宮への参拝者は、この御手洗池で禊をして心身を清めてから参拝したといいます。現在でも大寒禊として御手洗池に入り祝詞を唱える水垢離があります。

(2016年1月17日 – 茨城新聞社)

(塚原卜伝の話に続きたいですが、長くなるのでまた別のブログで書きます。)

横に伸びた巨木を鳥居、支え木で支えている下には、透明度の高い澄み渡った湧水池が広がります。1日に約400,000ℓもの量の水が湧くものの、この池から水が溢れたことがないそうです。いったいどういう仕組みになっているのでしょう?

湧水茶屋 一休(ひとやすみ)>

歩いていたらお腹が空いてきたので、御手洗団子、くずきりを♪

この花札看板の意味わかりますでしょうか。

左から1月。右は12月。月替りで “季節のおすすめ蕎麦”を提供しているのです♪

10月は酢橘蕎麦。サッパリ〜!

潮来市の愛友酒造さんが醸す日本酒【神の池】【みたらし池】、焼酎【鹿島】も置いてありますよヽ(´▽`)/

 

鹿島神宮までのアクセス

東京方面からのアクセスをご紹介します。

【高速バス】
東京駅八重洲南口発「かしま号」(ジェイアールバス関東、関東鉄道、京成バス 共同運行)に乗車し、鹿島神宮停留所で降車。2020年現在、所要時間は約2時間。料金は1,830円です*。
*Suica・PASMO等使用可

【電車】
①東京駅→(総務快速線)→千葉駅→(成田線)→佐原駅→(鹿島線)→鹿島神宮駅
②東京駅→(総武快速線エアポート成田)→成田駅→(成田線)→佐原駅→(鹿島線)→鹿島神宮駅
※鹿島線は1時間に1本程度なので、時間によって乗り換えが変わりますので事前に調べてから余裕を持ってお越しください。(*Suica・PASMO等使用不可)

鹿島神宮駅下車後、鹿島神宮までは徒歩10分です。
東京駅から鹿島神宮まで電車でお越しの所要時間は約2.5時間前後となります。料金は2,000円弱です。

【電車(時期限定)】
「ときわ路パス(ときわじぱす)」2020年10月3日~12月20日の土休日のみ限定。

茨城県内フリーエリア内の普通列車の普通車自由席が1日乗り放題のお得な切符。
フリーエリア内JR主要駅の指定席券売機、みどりの窓口で発売されていて、大人2,180円、子ども550円。

私は、茨城県の県北地域から鹿島神宮へ向かったため、ときわ路パスを当日、駅で購入して乗車。片道分だけで往復乗ることができました!ラッキ〜⭐︎

今後も発売されるといいな、「ときわ路パス」要チェックです。

常磐線水戸駅より北側にお住まいの場合
③常磐線各駅→(常磐線)→水戸駅→(鹿島臨海鉄道大洗鹿島線)→鹿島神宮駅
 

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線内の案内は、インドネシア語、中国語、ベトナム語の案内がありました。

鹿島神宮でご参拝した後は、鹿島神宮の参道にある「paradise beer factory」でクラフト生ビールを1杯飲んだ後、友人の車で潮来市の酒蔵、愛友酒造株式会社さんへ向かいました。
paradise beer factoryでは、鹿島神宮のご神水でビールを仕込んでいます。

愛友酒造さんへのご紹介記事と蔵見学の記事もぜひご覧ください。
→【鹿行酒蔵見学】愛友酒造株式会社をご紹介いたします!|茨城県潮来市
→【鹿行酒蔵見学】愛友酒造株式会社へサケメグリにいってきました!|茨城県潮来市

 

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鹿島神宮
Kashima-jingū Shrine
創建:BC660年(神武天皇元年)
住所:〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
TEL:0299-82-1209
FAX:0299-82-1625
URL:http://kashimajingu.jp
参拝:365日、24時間 参拝可能
受付時間:
[神符守札授与所]8:30~16:30
[御祈祷受付]8:30~16:30
[鹿島神宮宝物館]※1月1日のみ0:00より開設
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