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食彩 太信とは

食彩 太信(しょくさい だいしん / Shokusai DAISHIN)とは、茨城県北茨城市大津町にある和食・海鮮料理店です。

茨城県の最北端のJR常磐線・大津港駅から徒歩約2分の場所にあります。

北茨城市大津町といえば、太平洋に面した港町。地元で水揚げされた新鮮な海の幸を求めて観光とともに足を運ぶ人が多い街でもあります。

食彩 太信の特徴は、①大津港水揚げ魚を直接買上げできる海鮮卸問屋も経営しているため、より新鮮な魚を味わえること、②あんこうの刺身を関東で食べられる唯一の店であること、③料亭レベルのお料理であるのにもかかわらず良心的な価格であることです。

また、北茨城市へ上皇上皇后陛下へが訪問された際に献上した「菊華堂弁当」や、港まつりイベントが開催後に芸能関係者の二次会会場として利用されることが多く、お得意様への接待でも“食彩 太信”であれば喜んでもらえるだろうという安心感があります。

調理長は、マエケンの愛称で親しまれる前田賢一さん。

昨年茨城県県北振興局主催の「茨城県北ガストロノミー」岡倉天心「茶の本」fusion DINNER のシェフの一人として選出されたおひとりでもあるマエケンさん。

(写真左)

料理人を目指したきっかけは、高校の文化祭。焼きそばの模擬店で大行列のお客さんの楽しそうな姿をみたことがきっかけで、この道に足を踏み入れたといいます。

高校卒業後は、コンサートホールやホテル、結婚式場等の複合施設である東京都中野区「中野サンプラザ」で3年修行。

その後、日本料亭「つきじ植むら 粋府 水戸店」、埼玉県越谷市「日本料理 美都路」、港区虎ノ門「割烹 右近」での勤務を経て、お父様の経営する「食彩 太信」へ帰ってきて現在に至ります。

1977年(昭和52年)に前田さんのお父様が創業。この地で約44年、地魚×地酒など地産地消を掲げ、地元で生産されたものを多く使用し、県内外のお客様へ提供することを理念に取り組んできました。

誰でも気軽に立ち寄れる食堂エリアと、大人数でも対応可能な個室エリアがありますので、家族での外食から、仲間内の飲み会、会社の宴会など様々なシーンで利用できます。

総席数は100席。貸切可能人数は40名~65名。宴会最大人数は着席時65名、立食時100名と大規模会場としてもご利用可能です。

座敷の個室とテーブル個室があり、現在のコロナ禍でも安心してお食事ができます。

 

<座席詳細>
座敷個室あり(2室/10名~65名様用/扉・壁あり)
座敷個室あり(3室/2名~20名様用/扉・壁あり)
テーブル個室あり(1室/1名~20名様用/扉・壁あり)

 

食彩 太信のお品書きとおすすめメニュー

大人数を受け入れ、数あるお部屋のご注文に対応するため、食彩 太信ではタブレットにてお料理を注文するスタイルとなっています。

私が訪問した3月のメニューを一部ご紹介します。

 

1)あんこうの刺身、あん肝、肝醤油で

透き通るようなあんこうの切り身は、不思議な食感。普段食する普通のお刺身よりも柔らかいけれど、もちっとした弾力。臭みはいっさいないです。

どろどろとして濃ゆい鮟鱇のイメージが180度変わった瞬間でした。

肝醤油でいただくのがこれまた最高!日本酒が進む〜進む。

関東では食彩 太信でしか味わうことができないとのことでオススメの一品。

 

2)平潟港産 するめいかの姿塩焼き

これでもかというくらい柔らかいイカ。

胴体からはイカのわた・イカ肝がじゅるりと溢れます。塩加減が絶妙。

寒い季節にはアルコール飛ばして何度か燗入れした丸みのある本醸造と飲んで欲しいです。

 

3)お刺身3点盛り

めひかり、本しらす、スズキの刺身。

メヒカリ(目光)は、実は深海魚なのです!

陸から離れた水深200mから600mの海底で採れるお魚ですが、ご存知でしたでしょうか。

アオメエソという魚の俗称で、目が大きく青緑色に輝いている特徴から「メヒカリ」の名が付きました。

かなり鮮度が良くないとお刺身ではいただけないお魚のため、唐揚げでしか食べたことがありませんでした。

めひかりのお刺身は、写真からも見てとれる脂身旨味が濃縮されプリプリ。

 

4)あんこう揚げ餃子

あんこうの皮部分とネギがコラボレーションした揚げ餃子。

この黒い皮のにゅるっという部分がなんとも苦手だったのですが、揚げ餃子として食べてみると食感がきにならない!他店では拝見したことがないメニュー。

お持ち帰りでのご注文が増えているそうです。お土産にいかがでしょうか。

 

5)めひかりの骨せんべい(?)

めひかりかどうか味わいがわからないけれど、晩酌の終盤で一息つくときにぽりぽりいただく骨骨ポテチのような味わいです。(謎)

 

6)華川牧場直送 常陸牛のたたき

口に含んだ瞬間、あれ?どこいった?というくらい消えてなくなってしまうほどのとろける常陸牛。マグロでいうところの大トロ〜中トロの感触です!

 

7)常陸秋そば

茨城県北地域(けんぽく)に来たらぜひ食べていただきたい、玄そば最高峰と名高い茨城県常陸太田市産の「常陸秋そば」。

茹で上がりが硬めで、蕎麦の香りとコシが楽しめます。

地酒を飲んだら、シメはお蕎麦です。

 

定番メニュー以外は季節によってご提供されるお品が異なるため、その時期の季節もののおすすめを店主から聞いてみて注文してみるのも良いかもしれません。

 

食彩 太信 の名物メニューといばらき地酒

上記でご紹介した献立のほかに、食彩 太信さんでぜひご賞味いただきたいメニューを2点と、食彩 太信で提供しているいばらき地酒をご紹介いたします。

A)あんこ〜る丼

大津漁港から水揚げされた鮟鱇をカリッと揚げて卵とじにした「あんこ〜る丼」。

北茨城市長からの要請で、マエケンさんがB級グルメとしてあみだしました。

カツ丼と異なりヘルシーでコラーゲンたっぷりですので、小食の女性やお子様に人気があります。

B)無水どぶ汁

あんこうを鍋で調理するものといえば大きくわけて「あんこう鍋」と「どぶ汁」。

無水どぶ汁は、土鍋で生のあんこうの肝を空煎りし、あんこうの身と野菜を加えて煮込み、味噌で味を整えたもの。水やお酒を一切使用しないため、濃厚な鮟鱇のエキスを存分に味わうことができます。

通常のどぶ汁はスープで味を整えますが、無水どぶ汁は焦げやすいため調理人がつきっきりでないといけません。

そのためこの独特のどぶ汁を味わうことのできるお店が少ないのが現状ですので、食彩 太信へ訪れたらぜひチャレンジしていただきたいです。

2人前から注文できます。(冬季限定)

 

★いばらき地酒★

●合資会社井坂酒造店(茨城県常陸太田市・里美地区)
【日乃出鶴】純米吟醸 ひたち錦
【里美】純米酒 ピュア茨城

©︎井坂酒造店

●森島酒造株式会社(茨城県日立市)
【富士大観】青ラベル
【森嶋】純米吟醸 ひたち錦 辛口

©︎森島酒造

井坂さんのお酒も森島さんのお酒も、スッキリとしながらも柔らかな口当たり。そして繊細で素材を邪魔しない自然な旨味のあるお酒をマエケンさんはチョイスされています。お刺身などの魚介類に本当に合いますよね♪さすがっ!

茨城地酒や旬な魚は季節により変動することもありますので、注文に迷ってしまったら、ぜひお店の方のおすすめを聞いてみてください!

 

食彩 太信へのアクセス

JR常磐線・大津港駅から徒歩約2分の場所にあり、国道6号の「美術館入口」の交差点を左折してからも2分程度で到着できるとても利便性の良い場所に立地しています。

道路に面した入口は、カウンターとテーブル席の食堂エリアの玄関。

奥にある入口は、予約席・大広間用の玄関となっております。

駐車場は建物のすぐ脇ですが、大型車で訪問する際には、事前に連絡することをおすすめします。

茨城県北地域(けんぽく)の食といえば、新鮮な魚介類(海側)と常陸秋そば(山側)。

その両方の素材を最高の状態で提供してくださるお店は、食彩 太信以外にはあるのだろうかと思うほど。

どのお品も一流の美味しさに舌鼓。

食彩 太信さんから車で10分圏内に、芸術鑑賞の「茨城県天心記念五浦美術館」、宿泊の「五浦観光ホテル別館大観荘」「あんこうの宿 まるみつ旅館」、地元名産が集う「てんごころ」があります。

海側の北茨城市・高萩市・日立市にご訪問の際には、ぜひ食彩 太信さんまで足を延ばしてみてくださいね。

それでは!

 

♦︎関連記事♦︎
・井坂酒造店の創業200周年記念式典が開催されました!
・【県北酒蔵見学】森島酒造株式会社をご紹介いたします!

 

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食彩 太信
しょくさい だいしん / Shokusai DAISHIN

代表:前田 賢一(株式会社まえけん)
飲食店開店:1977年(昭和52年)11月14日
住所:〒319-1704 茨城県北茨城市大津町北町2-5-18
TEL:0293-46-5511
FAX:0293-24-9330
Web:https://www.syokusai-daisin.com
営業時間:
月火木金土曜日 11:30-14:00 17:00-21:00(LO.20:30)
日曜日 11:30-14:00
定休日:水曜日
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