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数々の日本酒の品評会がある中で、世界的に最も権威のあるブラインドテイスティング審査会といわれているIWC

茨城県北地域の酒蔵でも受賞しているそのIWCについて記事にしてみました。

 

IWCとは

IWCとはInternational Wine Challenge(インターナショナル・ワインチャレンジ)の略で、毎年4月にイギリス・ロンドンで開催されている世界最大規模・最高権威に評価されるワイン(酒類)のコンペティションです。

業界では、IWC(アイダブリュシー)と呼ばれています。

1984年に創立したIWCは、世界の第一線で活躍するワイン専門家が、ブラインドテイスティングで審査する権威あるワインコンテスト。

2019年の今年で創立36年を迎えたIWCは、例年15,000銘柄にも上るワインがエントリーされ、世界約40ヶ国から500名超もの審査員が集まる世界最大クラスのワインコンテストとなっています。

創立23年目の2007年に、SAKE部門(Sake Category)が新設され、審査対象は「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」の、9つの部門で構成されています。

今年、2019年は45日(Fri)~8日(Mon)までの4日間、ロンドンで審査会が開催されました。

SAKE部門が新設されて今年で13回目を迎えたIWC審査会には、世界14ヶ国から総勢59名のジャッジ(審査員)が集いました。

審査テーブルは10箇所用意され、5-6名ずつのグループに分かれてディスカッションをしながら審査が進められます。

公平な審査となるよう、毎日グループ分けが行われます。

普通酒、純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、本醸造酒、吟醸酒、大吟醸酒、スパークリング、古酒の9つの部門別に、1グループ単位で1日平均100-150銘柄を担当。

最初の10銘柄くらいは正確にジャッジできそうですが、150種類はさすがに舌が麻痺しそう・・・ですね(゚∀゚)

 

IWC 審査の流れ

IWC審査会はジャッジも5つの役割に分かれ、

1Co-Chairman:この審査の最高責任者 5
2Panel Chairman:各審査テーブルの取りまとめ責任者である上級審査員 10
3Senior JudgePanel Chairmanの補佐
4Judge:一般審査員
5Associate:初めて審査に参加する審査員

で構成されています。

 

審査1,2日目@IWCジャッジ

1日目、2日目はその日本酒がメダル受賞するに値するか、メダルに届かずCommended(推奨酒)もしくはOutに振り分ける作業が行われます。

各テーブルでCommendedまたはOutと判断されたものは、全てCo-Chairmanに集められ、その判断で良いか2回目の審査で再判断。

再審査でも結果が変わらない場合には、そのまま結果確定ですが、Co-Chairmanの判断でメダル審査に戻したほうが良いと判断された日本酒は、3日目の審査に進むことができます。

例年の審査の流れでは、
1日目は普通酒本醸造純米吟醸大吟醸スパークリングの6部門の審査、
2日目は純米吟醸純米大吟醸古酒の3部門の審査の順で行われます。

1日目の審査スタート前に、Calibration(キャリブレーション:較正)と呼ばれる審査最高責任者のCo-chairmanが予め選んだGold酒から、CommendedOutに該当するサンプル酒を、審査員全員が同じものをテイスティングして、判断のレベルを合わせてから審査に入ります。

また、明らかにFault(欠陥)があると判断された日本酒は、事後で全ての審査員がチェックできるように分けられます。

TCA(トリクロロアニソール:カビ臭)、Sulfide(サルファイド:硫化)、Volatile(ヴォラタイル:揮発)や、Oxidation(オキシデイション:老ね)などが チェックされるポイントです。

 

審査3,4日目@IWCジャッジ

3日目はメダル受賞に値すると判断された日本酒について、Gold(ゴールドメダル)、Silver(シルバーメダル)、Bronze(ブロンズメダル)のどれに該当するかが審査されます。

審査員は各テーブルで、テイスティングコメントをしっかり書き込んでいきます。

このコメントは結果発表とともにホームページ上で確認できるほか、各酒蔵にもフィードバックされます。

各テーブルで決めたメダルの色について更にCo-Chairmanが確認をしていきますが、特にGold酒については厳しく審査されていき、この3日目が最も長丁場となります。

4日目は、大御所であるCo-Chairman 5名、Panel Chairman10名の15名だけが審査に加わります。

Panel Chairman3つのグループに分かれ、ゴールドメダルとして選ばれた出品酒の中でも最も優れた部門最優秀にあたるトロフィーを選んでいきます。

そして1つだけがトロフィー、惜しくも選ばれなかったものの特に秀でたものにリージョナルトロフィーの賞が与えられます。

リージョナル(Regional)とは、“地方の、地域の” という意味で、「産地+部門名+トロフィー」と表記されます。
リージョナルトロフィーは、その年により受賞本数が異なります。

今年は純米酒以外の4部門で、トロフィー対象銘柄の成績が非常に接戦であったため、リージョナルトロフィーが多数受賞しました。

最後に、9部門それぞれのトロフィーについて、Co-Chairman5名だけで最終審査です。

ここではディスカッションをせずに、それぞれ1人ずつが1テーブルに分かれて座り、9部門のお酒をティスティングして投票を行います。

投票用紙はCo-chairmanたちにも共有されず、主催者が結果を確認。

最も票の多かった日本酒・たったひとつの銘柄のみ「チャンピオン・サケ(Champion Sake)」の称号が授けられ、その年の世界No.1の日本酒となります!

 

その他の受賞タイトル

審査結果に応じて与えられる評価は、従来通りの「ゴールドメダル」「シルバーメダル」「ブロンズメダル」。

これに「大会推奨酒(Commended)」の4つ。

また、ゴールドメダル受賞酒のなかで、「日本国内での小売価格が1,000円以下+生産量が四合瓶換算で10万本以上」
という優れたコストパフォーマンスを発揮した日本酒に与えられるのが「グレートバリュー(Great Value)」。

さらにその中からひとつの銘柄が「グレートバリューアワード(Great Varue Award)」に選出されます。

つまりこういう図式でしょうか。

Gold medal→TrophyMain→Champion Sake!!!
Gold medal→TrophyRegional
Silver medal
Bronze medal
—————-
Commended
—————-
Gold medalCheaperover 72,000LGreat Value →Great Value Award!

なんか賞がたくさんあって混乱しますね・・・. Σ(・∀・;)

 

チャンピオン・サケの発表は7月9日!

海外生産を含む432社から1,500銘柄がエントリーされた2019年のSAKE部門。

今年のメダルの発表は59日にすでに開示されていますが、2019年度最も優れた1銘柄に与えられる「チャンピオン・サケ」の発表は、ロンドン時間 7/9(火)22:00頃、日本時間 7/10(水)未明となっています。

世界の一流のエキスパートからどの日本酒が選ばれているのか、その年の世界中でより注目を浴びている日本酒をぜひチェックしてみてください♪

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IWC 公式ウェブサイト
https://www.internationalwinechallenge.com
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IWC 2019 茨城県メダル受賞酒をご紹介!

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