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常陸太田市・里美地区にある唯一の酒蔵、合資会社井坂酒造店の粕剥がしのお手伝いにいってきました!

土曜日は打ち合わせ、日曜は粕剥がし!

最近の休日は、「酒造りの山場を越えたよ~!」と連絡をいただく蔵元さんとの打ち合わせやお手伝いの日々を送っている私。

土曜日は、朝から一日中仕事だったため、
大子町にある蔵元さんと打ち合わせができたのは薄暗くなってから。

酒蔵内での話が尽きなかったので(というかお腹空きまして)、
場所を移動して、テイスティングという名の、飲み比べという名の、日本酒の唎酒という名の・・・(以下略)🍶

これは宿泊するしかないなーということで、急遽、大子町宿泊。

茨城県北ビジネスプランコンペティション研修以来の大子町宿泊でした。

夜の大子町は、とても早い!20時に食事のラストオーダー!

蔵元「俺、いま気づいたんだけど、Hirokoさん乗せるなら軽トラは失礼だったよな・・・」

Hiroko「うん、もう気づくの遅い、大丈夫です(¬_¬) 」

蔵元「・・・(゚∀゚)・・・(゚∀゚)・・・(゚∀゚)」

そんないつものノリで蔵元へいいたいこといってる私です。笑

粕剥がし(かすはがし)とは

早朝、宿泊先でサクサクと資料作成とメール返信している途中、
井坂酒造店の井坂専務より「今日、粕剥がしがあります!」と
連絡をいただいたので、帰宅せずそのまま蔵へ直行!

ここで、『粕剥がし』についてお勉強。

タンクで醸された醪(もろみ)は、次の工程で船のような形をした「槽(ふね)」という機械に移され、ゆっくり時間をかけてお酒が搾られていきます。

槽の中に醪をいれた酒袋を何層にも重ねて整列して並べ、押し蓋をして、上からゆっくりと圧をかけることで、「清酒」になる部分と「酒粕」になる部分に分けられます。

清酒になる部分は、槽の外へ出て行きますが、槽の中には圧縮された酒袋とその袋の中にペッタンコになった酒粕が残ります。

その酒粕を袋から出して、抽出する作業のことを『粕剥がし』といいます。

醪を清酒と酒粕に分離する工程は「上槽(じょうそう)」や「搾り(しぼり)」とも呼ばれます。

これには、「槽搾り」のほかに大量の醪を搾る「ヤブタ搾り」やコンテスト出品用の極少量の醪を搾る「袋吊り(ふくろづり)」という手法もあります。

どんな方法で搾る場合でも、機械や濾布(濾過する布)、酒袋などの洗浄・殺菌・乾燥や作業室の冷房・除湿などの衛生管理に注意することがよりよい酒質を保つ上で最も重要になってきます。

白衣と帽子を着用し、手を綺麗に洗浄してスタート!

専務のお友達が東京からお手伝いに!

10時からということだったのですが、到着ギリギリになってしまった私。

なんと、そこに、先日のNHK総合「首都圏情報 ネタドリ!」を観て、東京からお手伝いに駆けつけた井坂専務の同級生の皆さんが集合しておりました!

同級生「あ(°Д°)、TVに出てたとき、頭にイワシ刺さってましたね!?」

Hiroko「えー!気づいちゃいましたか(°Д°) !?」

と初対面の殿君たちに緊張しながら、気が抜ける謎の掛け声とともにお手伝いスタート!

エイッエイッ!エッ・・・(°▽°)?

何度見ても笑える動画・・・笑。

気合いを入れた後は(いや、入らなかったのですが笑)、粕剥がしスタート!

井坂勝安社長に剥がし方を教わる殿君たち。

取り出した酒粕は、大きなタッパーに入れて、重量を測り、収納します。

ずっしり重い・・・。

槽の口から出てきた清酒をタンクへ移動。

その後は、スクリューキャップの瓶を締める作業に挑戦。

高さを合わせるのが大変そう!

お手伝いが終了したのがお昼だったため、井坂専務のお母さん手作りのお昼をご馳走になり、殿君と私は初対面でしたが、こたつに入りながら、SAKE MEGURI の話など語り合いました♪

殿君たちは中学・高校時代の同級生だそうで、井坂専務の実家が茨城ということは知っていたけど酒蔵が実家とはどんな感じなのだろうとNHKの特集を観て今回訪れてみたくなったとのこと。

前日に、無人駅の袋田駅を降りて、袋田の滝で待ち合わせ。夜は宴会していたそうです^^
(酒蔵での夜の宴会は本当に楽しい!)

殿君「この体験、SAKE MEGURI ツアーでできたらいいよね~。」

キタ!こういうの待ってた!!!と、Hirokoは心の中で叫びました。

そう、HirokoのSAKE MEGURI の活動の目的は、ツアーをたくさん回すことよりも、それぞれの蔵元さんを好きになってくれるファンをたくさん増やして県北地域ファンも増やしたい!

ツアーにするのは、蔵元の歴史は酒蔵そのものだけでは語れず、その周辺にある神社仏閣や地域の方々との触れ合い、それを一つのストーリーにしてお客様へ届けたいから。

そのそれぞれの地域に深い知見を持っているのはバスではなく、地域のタクシーの運転手さんなのです。

最近、お問い合わせが増えてきて、何名かのタクシー運転手さんとミーティングしたりメールさせていただく中で、本当に地元には素敵な運転手さんたちがたくさんいらっしゃるなーと♡

たくさん勉強させていただく毎日です。

このSAKE MEGURI ブログでも、タクシー運転手さんをお一人ずつ紹介していこうかなと思ってます^^

乞うご期待!

さやかとひろこのお酒をいち早くご紹介

NHK総合「首都圏情報 ネタドリ!」で、磯山さやかさんとSAKE MEGURI Hirokoが酒造りに携わったお酒は、
・ピュア茨城・無濾過原酒「しずく」
・生酒「蔵なま」
・清酒「里美」
としてリリースされます!

私は一足お先にいただいちゃいましたー♡

みなさまも飲んで応援よろしくお願いいたします♪

♦︎井坂酒造店さんの関連記事♦︎
・(資)井坂酒造店 創業200周年記念式典が開催されました!

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合資会社井坂酒造店
ISAKA Shuzō Co. Ltd.
代表:井坂 勝安(Katsuyasu Isaka)
創業:1818年(文政元年・文化15年)
住所:〒311-0504 茨城県常陸太田市小中町187
TEL:0294-82-2006
FAX:0294-82-2006
Web:https://www.isakasyuzou.co.jp/
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