2018年12月8日(土)、12月9日(日)に茨城県高萩市の穂積家住宅で開催された「高萩 真心一魂」新酒の集い~茨城の陶匠・ぐい呑み百選展~に行ってきました!
高萩 真心一魂(TAKAHAGI MAGOKORO IKKON)とは
茨城県高萩市の新たな特産品として開発された高萩産酒米使用の純米吟醸酒「高萩 真心一魂」(たかはぎまごころいっこん)。
「高萩 真心一魂」は高萩市を代表する清流・花貫川と肥沃な土地で育った酒造好適米「美山錦」100%から生まれた純米吟醸酒です。
高萩市秋山の下山田誠司さんが高萩市から酒米の栽培を依頼され、2015年に初めて高萩市内の水田に美山錦を40アール作付け。
高萩市には酒蔵がないため、醸造は日立市の老舗酒蔵・森島酒造株式会社に委託し、初回は約2,500本が製造されました。
その後2016年末に、一般社団法人高萩市観光協会が酒類販売免許を取得し、720ml(四合瓶)を1,700円(税込)で販売を開始したまだ2年目の新参日本酒です。
「高萩真心一魂」の名前の由来は、酒米一粒一粒に生産農家と郷土・高萩を愛する人の真心と魂が込められたお酒にしたいという思いで名付けられたそう。
酒米生産者の下山田さんは、「高萩市が進めている特産品開発に協力し、一緒に高萩ブランドの確立ができれば嬉しいと思い引き受けた」と話します。
実際そのお味はというと、純米吟醸らしくコクがあってコメ本来の味が出ている日本酒ですが、美山錦の特徴でも軽快・繊細でキレが良い淡麗で、日本酒初心者の方にも飲みやすい味わいになっています。
ラベルの文字を書いたのは日展で特選を受賞するなど郷土が誇る地元の書家・鈴木 赫凰(かくほう)さん。
2,500本の限定品ですので、高萩市内のスーパーでの販売や、「高萩 真心一魂」と書かれたのぼり旗のある居酒屋でしか飲めない貴重な日本酒です!
「高萩 真心一魂」新酒の集い 概要
まだ2期目の「高萩 真心一魂」。
昨年の新酒の集いイベントは、森島酒造株式会社の森嶋鎮一郎社長のトークショーがありました。
今年は、昨年と同様、高萩市上手綱の県指定有形文化財「穂積家住宅」を会場に、『高萩 真心一魂』新酒発売を記念して、酒器を中心とした茨城の陶芸作品等を展示即売が行われました。
笠間を中心に人気作家約80人がおちょこやぐい呑み、とっくりなどの酒器200点を展示。
草木染・佐川麻穂さんの作品「1000年杉の染めの着物」。
木工・菅波博光さんと陶器・下山田昌右さんの共同制作「爺杉地蔵」。
じじすぎじぞうかわいい!!なんでしょうこの愛着が湧く感じ♡
型染・村山佳津典さんの「型染コースター」。
実は、佳津典さん(かっちゃん)は同じ学校に通っていた同級生!
この日は不在で会えなくて残念( ;∀;)
現在、沖縄紅型の染色家として活動しています。
いつか、かっちゃんに染めてもらった紅型着物を着てみたし♪
そして、私が最優秀賞を取得したコンペティションにもきてくださった友人の陶芸家・沼田智也さんの作品「陶器・磁器」。
酒器以外にも花器や食卓を彩るうつわなど美しい作品がずらり。
私の母は、こちらの片口がかなり気に入った模様ですべて買い占め!
酒器としての利用だけではなく、ドレッシングを入れたり、柚子をトッピングしたさしみこんにゃくを装ったりして早速使っています♪
本物はとても軽くて、照りが素晴らしいです。
沼田さんは今年の10月に約1週間、フランスのパリで「MUJI France –無印良品–」の “Exposition -UTSUWA-” にて出展もされています。
その他にも、物産品の販売として、
・高萩真心一魂(純米吟醸、生酒)
・大観(純米酒):森島酒造株式会社の日本酒
・ほおずきジャム
・たつご味噌、その他高萩市特産品
などが並んでおりました。
昔ながらの小麦まんじゅう(きんぴらごぼう、切り干し大根入り)を購入しましたが、どこかなつかしいおばあちゃんの味。
来年もこの時期に開催されると思いますので、
10月頃になりましたら、
一般社団法人 高萩市観光協会 Websiteをチェックしてみてください♪
高萩駅にもフライヤーが置いてあります。
高萩市上手綱の県指定有形文化財「穂積家住宅」、紅葉が素晴らしく映える庭園でした。
場所:穂積家住宅(茨城県高萩市上手綱2337-1)
主催:高萩市、一般社団法人高萩市観光協会
共催:笠間工芸の丘株式会社
後援:笠間市・書道研究 鳳書院、株式会社茨城新聞社
問い合わせ先は、一般社団法人 高萩市観光協会(TEL:0293-23-2121)まで。
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