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BRASSERIE JOZOとは

BRASSERIE JOZO(ブラスリー ジョゾ)とは、日本酒【紬美人】を醸造する野村醸造株式会社が運営するカジュアルフレンチレストランです。

2015年9月の関東・東北豪雨により鬼怒川が決壊し、野村醸造も甚大なる被害を受けました。

酒蔵の敷地内にあった野村一夫社長のご自宅も冠水。

復旧では元に戻るだけ。地酒醸造だけではなく地元の食もここから発信していこう!

と一念発起した野村社長は、蔵の玄関横にあった築100年超の古民家のご自宅を全面改装し、地元の食材を使った蔵直営のフレンチレストラン「BRASSERIE JOZO(ブラスリー ジョゾ)」を2017年11月にオープンしました。

東京大震災の翌年である1924年(大正13年)に建てられたけやき作り古民家を和モダンにリノベーション。

温かく落ち着きある空間で、ゆったりと食事を楽しむことができます。

常総市産の野菜をはじめ、主に茨城県産の新鮮な食材を毎朝仕入れている野村社長。

地元の食材をふんだんに使用して地域の食文化を伝える場にしたい

と語ります。

テーブルウェアもお料理の一部と考えており、フランスで直接購入したテーブルクロスや食器は、フランスで100年の歴史をもつ生地メーカー「THEVENON(テヴェノン)」を彷彿とさせる上品でクラシックなマリーアントワネット柄。

カトラリーもフランス老舗の「Jean Dubost Laguiole(ジャン・デュボ・ライヨール)」のこだわりです。

ランチもディナーもコース料理のみで、お部屋はキッチンカウンターがを見通せる通常のお部屋のほか、日本庭園を眺めながらお料理をいただけるPrivate Roomもあります。

ブラスリージョゾ内には、野村醸造の食品加工販売ブランド「百味工房 つむぎ野」が開発した、地元産果樹のコンフィチュールや杵付きどんとと呼ばれるおかきも購入することができます。

もちろん、野村醸造の日本酒【紬美人】(TSUMUGI BIJIN / つむぎびじん)も購入できます♪

【紬美人】純米吟醸は、2017年10月フランス・パリで開催されたKURA MASTERと呼ばれる品評会でプラチナ賞を受賞。海外に向けた商品開発にも力を入れています。

私が、野村一夫社長との初めてお会いしたのは、2019年にシンガポールで開催された「FOOD JAPAN 2019」@Santec Singapore。

そのご縁がきっかけで、今回特別に、お店の中ほぼ貸切状態で様々なサービスをいただいてしまいました!

 

ブラスリー ジョゾのディナーコース料理

ディナーのコース料理は、メイン1種で3,800円、メイン2種で5,000円から選択(それぞれ税別)。

どのくらいの量のお料理がサーブされてくるかわからなかったため、とりあえずお料理はメイン1種を、別途日本酒はKURA MASTER プラチナ賞の【紬美人】グラン純米吟醸をオーダーしました。

1)プチ・オードブル
日本酒【紬美人】の仕込水を日本の手仕事ハイブランドのSghr製のグラスでいただきます。
蕎麦粉のクレープ、モッツァレラチーズとトマトのブルスケッタ。

2)本日の前菜
ベーコンとキノコのキッシュとゴボウのサラダ。

3)スープ(1種類選択)
・さつまいものポタージュ
・きのこのブイヨンスープ

4)メインディッシュ(1種類選択)
・常陸牛100%のハンバーグステーキ
・つくば鶏もも肉のクリーム煮
・美明豚肩ロースのカツレツ トマトソース
・甘鯛のイトヨリムース巻き 白ワインソース
・常陸牛すね肉の赤ワイン煮込み

甘鯛のイトヨリムース巻き 白ワインソース

常陸牛すね肉の赤ワイン煮込み

5)デザート(ショーケースから1種類選択)

キャラメルポワール

ショーケース

このほか、もう少し食べたいなと思う方には、おつまみのAmuse bouche、オードブルHors d’oeuvreを追加でオーダーできます。

ディナータイムは、17:30〜22:30(L.O 22:00)。定休日は月曜日(月曜祝日の時は翌日休み)となっています。

今回は、私と野村社長のシンガポールでのご縁で、30年熟成の大吟醸酒を特別にいただいてしまいました!

ラベルデザインは水害時にご縁のあったドイツ人の筑波大学生・トーマスさんが書いてくださったもの。

社長自ら、グラスに注いでくださいました♪

 

野村醸造の日本酒の特徴

メニューに記載のある【紬美人】グラン純米吟醸は、茨城県産の山田錦を使用し、茨城県産酵母で醸した精米歩合55%の日本酒。

アルコール度数は15〜16度で、長期冷蔵保存。フルーティーさよりもグルコース感と酸がバランスよく溶け合ったふくよかでコクのある醇酒タイプです。

野村醸造の清酒【紬美人】は、特定名称酒含めてどのシリーズも、全体的に「昭和レトロ感」「甘みと酸が全面に」「穀物のようなクラシカル調」な味わいを呈したふくよかなイメージがあります。

日本酒のテキスト風に表現しますと、「芳醇な香り」「米の旨み」「ふくよかな味わい」。

口当たりが絹のように滑らかなのは、筑波山系軟水の岩内湧水由来で、米の旨みと香りを的確に表現してくれます。

震災前は蔵内から採取して岩内湧水のほか石下北総大地の井水(せいすい)を仕込みに使用していましたが、震災後は水脈や水質が変わってしまい、野村醸造ファンの方のご厚意によりその方のご自宅から湧き出る超軟水の岩内湧水を使用させていただいているそうです。

野村醸造の酒造りは、純米系のお酒が中心で、米の持つ旨みを最大限に引き出した、味ののった濃醇旨口酒。

使用する酒米は、地元茨城の農家と直接契約栽培の山田錦、五百万石のほか、岡山県の雄町、広島県の八反錦、兵庫県の山田錦など国内の酒造好適米を仕入れています。

製造量の約半数が特定名称酒であり、生産した日本酒の約90%は茨城県内で消費されます。

蔵から出荷される日本酒は、ほとんどが火入れ酒ですので、普段、酒販店さんで拝見する清酒【紬美人】は定番酒が多いです。

【紬美人】の生酒を味わってみたい方や、蔵直営のレストランで地酒にあったフレンチを食したい方は、ぜひ野村醸造直営レストランのBRASSERIE JOZO(ブラスリー ジョゾ)へ訪れてみてください。

絶対に予約してからいくことをオススメします!

それでは、また♪

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BRASSERIE JOZO
ブラスリー ジョゾ
住所:〒300-2707 茨城県常総市本石下2052
(野村醸造株式会社 となり)
TEL:0297-42-2056
Web:http://www.tsumugibijin.co.jp/jozo/
ランチ:11:30〜15:00(L.O 14:30)
ディナー:17:30〜22:30(L.O 22:00)
定休日:月曜日(月曜祝日の時は翌日休み)
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