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①【県北酒蔵見学】株式会社剛烈酒造をご紹介いたします!からの続編です。

今回、2本目の記事では、剛烈酒造までの道のりと周辺の観光地、蔵内部の様子、そしてテイスティングルームについて詳しく書いてみました!

 

株式会社剛烈酒造へのアクセス

 

●電車とタクシーを利用して訪問する場合、

東京駅でJR常磐線「特急ひたち・ときわ号」いわき行/高萩行に乗車し、水戸駅で下車。
水戸駅からJR水郡線に乗り換え、常陸太田駅で下車します。
直通で常陸太田駅まで行く電車と、上菅谷駅で乗り換えが発生する電車があります。
常陸太田駅前からタクシーに乗車し、蔵まで15分弱です。
東京駅から片道、2時間20分です。

●自動車を利用して訪問する場合、

東京駅周辺・宝町料金所(C1)から首都高6号線経由。
常磐自動車道・那珂ICで降りて、常陸太田市の金砂郷地区方面へ。
東京駅からは総走行時間、約1時間40〜50分。
常磐自動車道・那珂ICから蔵までは、約20分です。

剛烈酒造へは、飲酒しない方に運転していただき、自動車を利用しての訪問をおすすめします。

 

株式会社剛烈酒造の蔵見学

私が最初に蔵見学に訪れたのは、2017年11月24日。

代表の6代目社長・富永継則さんと一緒にお迎えしてくださったのは、製造部長の鈴木勝則さんです。

剛烈酒造では、日本酒を12月初旬〜翌年5月GW頃に醸造。

焼酎は、4月〜11月(真夏の暑い日は除く。)に造りますので、初回見学時は焼酎最後の仕込みを拝見させていただくことに。

かなり大きいサツマイモ!

まずはお芋についた砂を落とすため、桶で水洗いを繰り返し、

芋焼酎をつくるために、手作業で皮を剥いていき、

その後も水に浸します。

芋焼酎は通常、皮がついたまま蒸しますが、皮にヤニ成分がついており、このまま蒸してしまうと脂っこくなったり雑味が出てしまいます。

剛烈酒造ではひとつひとつ皮を丁寧に剥くことで、芋本来の味を楽しめるように手間をかけているところが特徴です。

600kgの芋を4名のスタッフで一週間かけて皮剥き・ブラッシング・良い品質の芋のみを選別していきます。

焼酎造りの工程は、
1.原料受け入れ(芋・麦等)
2.洗米・浸漬(麹に使用する米)
3.皮剥き・選別(芋・麦等)
4.蒸米・放冷(仕込みに使用する米)
5.麹造り(種麹・醪熟成)
6.酒母造り(米麹・酵母・水)
7.原料蒸し(芋・麦等)
8.発酵(6.+7.)
9.蒸留(蒸留窯に8.を投入)
10.濾過・貯蔵・熟成
11.唎酒・割水
12.瓶詰め・検査・出荷

となり、仕込むタンクごとに少しずつスケジュールをずらしながら並行して行われます。

冬の醸造は3〜4名で行い、日本酒は約200石、焼酎は約5,000石生産しています。

前日は、都内の料亭の料理人とその料亭で修行をされていたNY在住米国人シェフが見学にいらしてたそうです!

私も以前、米国オクラホマ州からいらしたご夫婦を剛烈酒造さんへご案内したことがあります。

 

大正時代に建てられた和洋折衷な母家に、

立派な門がまえ。

細部を見渡せば、2011年の東日本大震災で受けた爪痕がありますが、昔から残る趣をできるだけ残したいと、今も手作業で少しずつ修復していらっしゃいます。

この2017年の訪問後の2018年2月、SAKE MEGURIの全身となる「SAKE TAXI 〜酒蔵巡りを通じた地域ブランドの向上〜」というタイトルで、茨城県主催のビジネスコンペティションで最優秀賞を受賞した私。

蔵見学を通じて、富永社長は私のプランにいつも共感してくださり、何度か足を運び実現化に動いていた矢先の2018年6月。

「蔵の改装をしているので観ていかない?」とお誘いを受けたところ、なんとテイスティングルームの改装に着手していたところでした。

 

趣のある剛烈酒造テイスティングルーム

思い立ったら即行動!の、富永社長。

「まだ秘密だよ。」とおっしゃって改装中の蔵を見せていただくことに。

もともとは、精米した米の蔵として、蒸米の冷却場所として使用されていた蔵。

天井は低いものの、梁も立派で、このままにしておくのはもったいない!そんな場所です。

最初は、この蔵の約1/3を改装する予定で、1階は蔵見学へいらした方のテイスティングルームとして、2階は宿泊?酔った方がちょっとだけ休憩できる場所へ?との改装を計画しているとのこと。

その後、SAKE MEGURI へお問合せのあったお客さまを2組ご案内させていただきましたが、蔵元や杜氏さんのお話とお酒を堪能しながらのんびり滞在。

剛烈酒造の日本酒や焼酎を購入してくだされば、おつまみ持参してもOKというお心の広さたるや。

日本酒と焼酎についてじっくり学びたい方は、剛烈酒造さんへの蔵見学はマストですね。

 

剛烈酒造への蔵見学とセットでおすすめの観光地

常陸太田市の金砂郷地区に訪問するからには、ぜひ常陸秋そばをお召し上がりいただき西山荘をご案内したい。

・・・ですが、それは今はありきたり。検索するとたくさん情報がでてきますので、あえて他の情報をご提供します。

まず、お酒が飲めないけれど甘いものが好きな方には、

全日食チェーン金砂郷久米店

でしか購入できない【金砂郷プレミアムあんぱん】をお土産にいかがでしょう。

(写真撮ってない・・・。四角くて分厚いパン生地で丸金の焼印が押してあります!)

スタンダードな「粒あん味」は、つぶ餡と生クリームが絶妙な割合で封入され、かつ甘すぎないテイスト。

剛烈酒造から車で2分で到着します。

 

また、スポーツした後にお酒をスカーっと飲みたい方は、ゴルフ場帰りの蔵寄りがおすすめ!

剛烈酒造から自動車で10分圏内に、ゴルフ場が4ヶ所あります。

金砂郷カントリークラブ
スパ&ゴルフリゾート久慈
茨城ロイヤルカントリー倶楽部
新・西山荘カントリー倶楽部

平日17:00までの営業ですので、ゴルフ後シャワー浴びて帰宅にはベストな時間帯。

テイスティングルームでごゆるりしたい方は、土日のSAKE MEGURIツアーでぜひ♪

まだまだご紹介したいことがありますが、この辺で。

次回の3本目の記事では、剛烈酒造の銘柄のご紹介とその味わいについてレポートします。

お楽しみに♪

 

♦︎関連記事♦︎
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株式会社 剛烈酒造
かぶしきがいしゃ ごうれつしゅぞう
Gōretsu Brewery / Gouretsu Shuzō
代表:富永 継則
創業:1830年(天保元年)
設立:1931年(昭和6年)2月 
住所:〒313-0125 茨城県常陸太田市大里町3401
TEL:0294-76-2007
FAX:0294-76-2350
Web:https://www.gouretsu.jp/
Mail:https://www.gouretsu.jp/contact
蔵見学:完全予約制(蔵直売所は予約不要)
定休日:土曜、日曜、祝日、年末年始
営業時間:9:00-17:00(平日)
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