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株式会社笹目宗兵衛商店の蔵見学

株式会社笹目宗兵衛商店の蔵見学は、茨城県内でも珍しい予約不要の開放型観光スタイル。

1997年(平成9年)から、蔵の敷地内を観光客に開放し、もともとは米蔵だった建物は現在、直売所となっています。

直売所の右脇に「御神酒 松緑 醸造元」の看板がかかった門を入ると、裏門までの建物内や庭を通り抜けることができます。

門を通り抜け少しずつ進んでいくと、左手の休憩所には「日本酒ができるまで」と書かれた日本酒の製造工程表や、

酒蔵の作業風景の写真パネルが並びます。

観光酒蔵ならではの、お酒が飲めない方や地酒に興味のなかった初心者にも理解しやすくワクワクするような内容のパネルになっていました。

少し先に進むと、釜場と洗米所。

右手には、インスタ映えしそうな「帳場」。
 

そろばん、懐かしい…!

壁にかかっている半纏も自由に着用して撮影してOKとのこと。これは盛り上がりそう。

もう少し先に進むと、瓶詰め工場。

洗瓶機は、70℃以上の温水で瓶を綺麗に洗浄します。

多い時では一升瓶で1日最大3,000本のお酒を詰めるため、計画的に前もって洗っておいても洗瓶機が故障なんてしたら脳みそパンクしそう!
(ラベルがなかなか剥がれなかったりするんですよね…瓶を乾かすのにも時間かかるし…orz)

外に出ると、和釜と社が並び、建物裏手の駐車場に抜けるようになっています。

さて、ここまでじっくり回ってみても大体15分もあれば堪能できますので、ぐるっと転回して、蔵玄関先にあった直売所へ戻ります。

 

女性目線のお土産や美味しいスイーツが並ぶ

「酒蔵見学」というと、“日本酒の香りが苦手”、“お酒飲みたいけど運転しないと…”と、ちょっと敷居を跨ぐ気持ちが遠のいてしまったりしませんか。

笹目宗兵衛商店の直売所は、笠間市の観光スポットど真ん中ということもあり、幼いお子様からお年寄りまで、楽しんでいただける仕掛けがあります!

素敵ポイントとして、

  • 日本酒は飲み比べセットや、1人飲みに嬉しい小さいサイズがたくさん用意されている
  • 二波山松緑の前掛けやお猪口などのグッズ類が豊富
  • 二波山松緑を使った大吟醸「酒ケーキ」
  • 全て米麹から造ったノンアル「甘酒ソフトクリーム」

観光で来て一升瓶持って帰るのは難しいし、ドライバーは試飲したくてもできないし、というところをカバーしてくれます。

濃厚だけど口当たりさっぱりな甘酒ソフトクリームは、ぜひオススメしたい逸品です!

 

笹目宗兵衛商店の日本酒の種類

代表的な銘柄はこちら。

♦︎定番のお酒

  • 二波山 松緑 大吟醸
  • 二波山 松緑 純米吟醸
  • 二波山 松緑 特別純米酒
  • 二波山 松緑 特別本醸造
  • 二波山 松緑 蔵出し原酒

♦︎季節のお酒

  • 二波山 松緑 にごり酒
  • 二波山 松緑 純米酒ふなくち
  • 二波山 松緑 本醸造ふなくち
  • 二波山 松緑 純米酒ひやおろし
  • 二波山 松緑 本醸造ひやおろし

♦︎その他

  • 二波山 松緑 ご祈祷酒
  • 二波山 松緑 あま酒

私のイチオシは、前回のブログでご紹介した「二波山 松緑 にごり酒」です!

 

蔵見学だけではもったいない!訪れてほしい隣接レストラン・カフェ

♦︎蔵敷地内の古民家レストラン「朱の門」(Akenomon)
https://www.instagram.com/ake.no.mon/

予約のみ、ランチメーニューは一択のみ。
「伝説のこだわり膳 開運ランチ」
電話:0296-70-1677
営業時間:9:00-15:00
定休日:水曜日、第3木曜日

♦︎蔵から西へ4軒目「庭カフェ KULA」(niwacafe KULA)
http://niwacafe.net/#first

電話:070-4374-0767
営業時間:11:30-22:00
定休日:月曜日

♦︎蔵から西へ8軒目「芋好きの芋好きによる芋好きのためのお店」(imo…)
https://www.instagram.com/kasama.imo_suki/

2022年5月OPEN。真っピンク色の建物。

かさま焼き芋のキャラメリゼ、かさま焼き芋のブリュレ、かさま焼き芋のシェイク、大学芋、けんぴとさつまいものポテチ…。
まだ訪れたことないけれど、次は絶対行きたい〜!
電話:0296-71-5550
営業時間:月水木金10:00-15:00/土日祝10:00-16:00
定休日:火曜日

♦︎芋好きの…の道路挟んで反対側「そば処 つたや」(soba TSUTAYA)
https://kasamatutaya.jimdofree.com

名物は「そばいなり」。期間限定。
だし汁は濃いめですが私は好きです。鴨南蛮蕎麦美味しかった。
電話:0296-72-0055
営業時間:平日10:00-15:00/土日祝10:00-16:00
(蕎麦、汁なくなり次第終了)

 

株式会社笹目宗兵衛商店へのアクセス

東京方面からのアクセスをご紹介します。

高速バスを利用して訪問する場合、

茨城交通「関東やきものライナー」に乗車。
秋葉原駅から乗車し、「笠間稲荷神社入口」で下車すること約2時間。
停留所から北へ向かい「荒町角」の交差点を右に門前通り沿いに進めば、徒歩3分で蔵に到着します。
高速バスなので余裕を持って見積もると秋葉原駅から片道、約2時間半とみておけばよいでしょう。

電車とタクシーを利用して訪問する場合、

東京駅でJR常磐線「特急ひたち・ときわ号」いわき行/高萩行に乗車し、友部駅で下車。
ここまで特急で約1時間。
JR常磐線友部駅からJR水戸線友部駅に乗り換えたあと、。各停小山駅行きで2駅目の笠間駅で下車します。
笠間駅から酒蔵まではタクシーで約7分です。
順調にいけば、東京駅から片道約1時間半です。

水戸線に乗換が面倒な方は、友部駅からタクシーを利用するのもありです。(所要時間20分弱)

元気な方は、笠間駅から徒歩20分ありますので、駅出口からまっすぐ散歩しながら訪れるのも良いかもしれません。

駅前のグリュイエールさんのケーキ、オススメです♪

電車とバスを利用して訪問する場合、

東京駅でJR常磐線「特急ひたち・ときわ号」いわき行/高萩行に乗車し、友部駅で下車。
ここまで特急で約1時間。
(笠間駅下車でも良いのですが、満員だと利用できないことと、着席したいので、)友部駅で下車し、友部駅北口のバス乗り場から「かさま観光周遊バス」に乗車。
「かさま観光周遊バス」は、毎日7便運行(月曜運休/月曜祝日の場合は翌日運休)。
1回乗車につき100円(1日自由乗車券は300円)で、お得に観光できます!乗車券は、車内で購入できます。

詳細は、リンク先→「笠間観光協会公式ガイド」をご確認ください。

 

自動車を利用して訪問する場合、

東京駅周辺・宝町料金所(C1)から首都高6号線経由。三郷JCT(みさとジャンクション)から常磐自動車道へ。
友部JCTで北関東自動車道に入った後、最初のICである友部ICで一般道へ。
「友部IC入口」の交差点の右側の石のモニュメントを横目で見ながら左折して国道355号線を北西方面に進みます。
笠間稲荷神社の看板を目指せば、蔵が目の前ですが、蔵の駐車場は一本裏手にありますのでお間違いなく。
東京駅からは総走行時間、約1時間30〜40分。
北関東自動車道・友部ICから蔵までは、約15分です。

 

株式会社笹目宗兵衛商店への蔵見学は、蔵見学のみではなく、地酒・二波山 松緑に合うぐい呑みを探せるところが笠間ならでは。

陶炎祭(ひまつり)の会場となっている笠間芸術の森公園、茨城県陶芸美術館など見どころがたくさんあって、ゆっくりめぐりたいところ。

のんびりブラブラと時間を気にされない方や移動コストを抑えたい方は、バス利用。

茨城県内での宿泊等せず効率的に回りたい方はタクシー。

小さなお子様がいらっしゃる方は自動車を利用しての訪問をおすすめします。

さすが、観光に力を入れる街・笠間市だけあって、魅力的・そしてノスタルジックなお店がちらほら。1日では周りきれない笠間の魅力を、いばらき地酒とともに楽しみましょう♪

 

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笹目宗兵衛商店 前編
・【県央酒蔵見学】株式会社笹目宗兵衛商店をご紹介いたします!
その他笠間にある酒蔵 記事
・【県央酒蔵見学】磯蔵酒造有限会社へサケメグリにいってきました!

 

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株式会社 笹目宗兵衛商店
かぶしきがいしゃ ささめそうべえしょうてん
SASAME SOUBĒ Shouten
代表:笹目 由香子
創業:1873年(明治6年)
住所:〒309-1611 茨城県笠間市笠間1339
TEL:0246-72-0021
FAX:0246-72-1633
Web:https://matsumidori.com
蔵見学:可能
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